ダンスの教科書翻訳「The advanced technique manual 」（1）
最近ずっと風邪をひいていたため更新がすっかり滞ってしまった。
反省反省…。
今回はダンスの教科書の翻訳。
「The advanced technique manual」という本（冊子）で、著者はDavide CacciariとOlga Cacciari。
著者は先日アマチュアからプロに転向したパオロ組や現在アマチュアチャンピオンのベネデット組、２位のアンドレア組が所属しているteam diabloの教師である。
ISBNコードなどはなく、配布用のものであることがうかがえる。
内容はダンスにおける用語の定義、具体的な技術について（ポスチャーやホールドに始まりポジション程度まで）、物理学の話が少々、最後に現在カチアリが行っている社交ダンスの研究についての章がある。
全部で８０ページ近くあるのですべてを一気に訳すことはできないが、ちょこちょこと翻訳したものを紹介していこうと思う。
今回はロアー等の定義から組み方に関する簡単な記述まで。
読むだけならすぐなのだが、日本語にする作業にかなり手間取る。
ネットを見て遊び遊びながらではあったが、これしか分量がないのに３時間くらいかかってしまった。
これはおかしいだろ、というところがあればご一報ください。
Action of the dancing body
言葉の定義（自分で付け加えたもの）
Leg：膝頭から足首の上までの全体を指す。脚。
Foot：くるぶしより下の部分すべて。足部。
Ankle：footとlegをつないでいる部分。足関節。
ロアー
脚の屈曲及びその結合
ライズ
足関節、足部、膝および胸部の伸展。単一部位でも異なる部位の組み合わせでも可能。
ローテーション、捻り
回転の動作で、体幹を左右に向けるもしくは内外旋する、体のほかの部分を上下に向ける（回内･回外）動き。
スイング
体のある部分を振るまたは一定のリズムで揺らす動き
スウェイ
前額面において脚から頭までで左右の横へ徐々に大きくなる動き
ターン
体全体を同時に回転すること。（ターンの際、前額面と矢上面の回転が起こる）
クロッシング
脚の内転動作
Posture
ポスチャー（姿勢）
ポスチャー（以下「姿勢」とする）はイタリアの医学サイトによれば「重力に抗するために休んでいても動いていても体によって取られる位置」である。ダンススポーツにおいて、これは体の自然な振る舞いであり、いくつかの小さい変化を通じて達成されると考えられている。
・軽い（light）腹筋群のストレッチ、これはわずかな（slight）背中のストレッチを助ける
・骨盤筋群をコントロールし、床と腰のラインをほとんど平行に保つ
・体重を足の裏に置き、一方で膝をわずかに屈曲しておく。男性が体重を足の裏に移しているとき、体幹の傾きはフロアに対して一定に保つ。反対に、女性は頭をしっかりさせて体の中心を足部のボールに向けて前方に移動させる。これは最初のポジションより後ろに傾いたラインを生み出す。加えて女性は体幹をわずかに左へ移す。一方で女性の方は床のラインと同じく水平に保つことは言うまでもない。女性の頭部は立てたままで首は外へ伸ばし、肩は傾斜する。
絶対に気をつけなければならないことは、体の筋肉は硬直させてしまうべきでは全くなく、姿勢は可能な限り自然に見えるようにすべきだということである。
Pose and Holds
スタンダードダンスにおいて、ポーズとは二人のダンサーが踊るときにとる姿勢のことである。ホールドとはパートナー間の接触のポイントである。３つの本質的なホールドがある。
１、体の中央部分（腹部と骨盤）
２、男性の左手と女性の右手
３、男性の右腕と女性の左腕
細かな説明に入る以前に、カップルのダンサーはポーズを考える前に彼らのアームポジションについて考慮に入れる。
アームポジションは女性との関係で決定される。
女性は両腕を肘が肩の高さに来るように横へ上げる。反対に、背中のラインに対して、女性の肘はごくごくわずかに前に来る（右肘は左肘よりもより前である）。右の前腕は床のラインに対し45度を保つ。
男性は両肘をわずかに肩のラインより下、背中のラインに対しやや前におく（右肘は左肘より前である）。男性の左前腕は二の腕に対して90度曲げ、床に対し45度に保つ。
Three points of contacts
１、体の中央
ダンサーは足の指で立ち、お互いに大体5~8cm離れる。さらにお互い体を平行に保ったままわずかに右へ離れる。これで軽いけれども正確な接触ができる。
２、男性の左手と女性の右手
両手の手のひら（男性の左と女性の右）はお互いに柔らかく、軽く握る。親指は男性が下になって交差するか、平行にする。
３、男性の右腕と女性の左腕
男性の右腕はストレッチを保って指は閉じ、女性の肩甲骨のすぐ下におく。男性の中指の先は女性の背骨のラインを越えない。右手のひらの部分は女性の体の左半身と接触し続ける。
反省反省…。
今回はダンスの教科書の翻訳。
「The advanced technique manual」という本（冊子）で、著者はDavide CacciariとOlga Cacciari。
著者は先日アマチュアからプロに転向したパオロ組や現在アマチュアチャンピオンのベネデット組、２位のアンドレア組が所属しているteam diabloの教師である。
ISBNコードなどはなく、配布用のものであることがうかがえる。
内容はダンスにおける用語の定義、具体的な技術について（ポスチャーやホールドに始まりポジション程度まで）、物理学の話が少々、最後に現在カチアリが行っている社交ダンスの研究についての章がある。
全部で８０ページ近くあるのですべてを一気に訳すことはできないが、ちょこちょこと翻訳したものを紹介していこうと思う。
今回はロアー等の定義から組み方に関する簡単な記述まで。
読むだけならすぐなのだが、日本語にする作業にかなり手間取る。
ネットを見て遊び遊びながらではあったが、これしか分量がないのに３時間くらいかかってしまった。
これはおかしいだろ、というところがあればご一報ください。
Action of the dancing body
言葉の定義（自分で付け加えたもの）
Leg：膝頭から足首の上までの全体を指す。脚。
Foot：くるぶしより下の部分すべて。足部。
Ankle：footとlegをつないでいる部分。足関節。
ロアー
脚の屈曲及びその結合
ライズ
足関節、足部、膝および胸部の伸展。単一部位でも異なる部位の組み合わせでも可能。
ローテーション、捻り
回転の動作で、体幹を左右に向けるもしくは内外旋する、体のほかの部分を上下に向ける（回内･回外）動き。
スイング
体のある部分を振るまたは一定のリズムで揺らす動き
スウェイ
前額面において脚から頭までで左右の横へ徐々に大きくなる動き
ターン
体全体を同時に回転すること。（ターンの際、前額面と矢上面の回転が起こる）
クロッシング
脚の内転動作
Posture
ポスチャー（姿勢）
ポスチャー（以下「姿勢」とする）はイタリアの医学サイトによれば「重力に抗するために休んでいても動いていても体によって取られる位置」である。ダンススポーツにおいて、これは体の自然な振る舞いであり、いくつかの小さい変化を通じて達成されると考えられている。
・軽い（light）腹筋群のストレッチ、これはわずかな（slight）背中のストレッチを助ける
・骨盤筋群をコントロールし、床と腰のラインをほとんど平行に保つ
・体重を足の裏に置き、一方で膝をわずかに屈曲しておく。男性が体重を足の裏に移しているとき、体幹の傾きはフロアに対して一定に保つ。反対に、女性は頭をしっかりさせて体の中心を足部のボールに向けて前方に移動させる。これは最初のポジションより後ろに傾いたラインを生み出す。加えて女性は体幹をわずかに左へ移す。一方で女性の方は床のラインと同じく水平に保つことは言うまでもない。女性の頭部は立てたままで首は外へ伸ばし、肩は傾斜する。
絶対に気をつけなければならないことは、体の筋肉は硬直させてしまうべきでは全くなく、姿勢は可能な限り自然に見えるようにすべきだということである。
Pose and Holds
スタンダードダンスにおいて、ポーズとは二人のダンサーが踊るときにとる姿勢のことである。ホールドとはパートナー間の接触のポイントである。３つの本質的なホールドがある。
１、体の中央部分（腹部と骨盤）
２、男性の左手と女性の右手
３、男性の右腕と女性の左腕
細かな説明に入る以前に、カップルのダンサーはポーズを考える前に彼らのアームポジションについて考慮に入れる。
アームポジションは女性との関係で決定される。
女性は両腕を肘が肩の高さに来るように横へ上げる。反対に、背中のラインに対して、女性の肘はごくごくわずかに前に来る（右肘は左肘よりもより前である）。右の前腕は床のラインに対し45度を保つ。
男性は両肘をわずかに肩のラインより下、背中のラインに対しやや前におく（右肘は左肘より前である）。男性の左前腕は二の腕に対して90度曲げ、床に対し45度に保つ。
Three points of contacts
１、体の中央
ダンサーは足の指で立ち、お互いに大体5~8cm離れる。さらにお互い体を平行に保ったままわずかに右へ離れる。これで軽いけれども正確な接触ができる。
２、男性の左手と女性の右手
両手の手のひら（男性の左と女性の右）はお互いに柔らかく、軽く握る。親指は男性が下になって交差するか、平行にする。
３、男性の右腕と女性の左腕
男性の右腕はストレッチを保って指は閉じ、女性の肩甲骨のすぐ下におく。男性の中指の先は女性の背骨のラインを越えない。右手のひらの部分は女性の体の左半身と接触し続ける。
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