社交ダンスの教科書について
今回は社交ダンスの教科書について。
「そんなものはもう常識だ」という方は読み飛ばして頂ければ幸い。
社交ダンスの教科書といえば「リバテク」と略される「ボールルーム<スタンダードダンス>テクニック」が有名である。
学連に所属していた頃、よくわからないながらなんとか活用しようとしていた。
後輩に教えるときこの本の知識をそのまま伝えたら劇的に改善して感心したこともあり、すごい本だという認識がある。
しかしいきなり活用しようとすると問題がいくつかある。
おそらく、最大の問題は「書かれているステップがよくわからない」ということではないだろうか。
たとえば、よく「ナチュラルターン」と言われているFigureは「ナチュラルスピンターン」という足型の前半だというのはよく知られている話だ。
僕もいくら「Natural Turn」という項目を探したところで自分が知っている足型は出てこなかった体験がある。
他にも「このFigureはなんなんだろう」という項目がたくさんあり、やってみてもよくわからないというケースが多々あった。
おそらく「教師用の教科書」という前提で作られているため、初学者向きではないのではないかと感じた。
しかし理論的にダンスの勉強をしたいという人にも、何か教材が必要ではないかと思う。
ただコーチャーに習うだけでなく、もっと自分で自習したいという勉強熱心な人は少なくないはずだ。
さて、スポーツ選手にはいろいろなタイプがいる。
かなり大ざっぱにわけると理論派と感覚派に分けられるように思う。
当然、ダンサーもスポーツ選手なので理論派と感覚派に分けられる。
感覚派の人は考えずに体で覚える傾向が強く、理論派の人は理屈で納得して動くタイプの人が多いという印象がある。
かくいう僕は割と頭で考えて納得しないと動けない傾向があり、どちらかといえば理論派になる。
ダンスは伝統ある教科書があるくらいなので、いろいろなスポーツ活動の中でも知的な面がある程度要求される競技ではないかと思う。
これは野球やサッカーに代表される球技、柔道や空手などの格闘技と社交ダンスでかなり異なる点ではないかと感じている。
他の種目にもよい教科書があるものは当然存在するので、一概に言えないのが苦しいところだが。
さて、以上のような背景を踏まえ、理論派の僕としては自分が勉強するのに最適な教科書を探してみた。
教科書にはいくつかの種類がある。
大まかに言って以下の4つだろうか(もう少し細かく分けてもいいかもしれないが)。
1、前述のリバテクのようなFigureを中心に記述したもの
2、写真やイラストを入れてFigureをよりわかりやすく記述したもの
3、2番にDVDをつけて動画を見られるようにしたもの
4、Figureの記述にとどまらず、各種目に関する理論やFigure踊る際のコツなどを記述したもの
このほかにもメダルテスト勉強用の書籍などがあるが、僕はプロではないのでよくわからない。
このうち、初学者の自習に最も適しているのは3番だと思う。
なにせ動画付きなので、動きを何回でも見られるのが大きい。
問題は動画の内容と量およびテキストの質なのだが、これに関しては当たりはずれもあるかもしれない。
基本的に名前が通った先生が出しているものが多いが、やはり自分に合う合わないというのは何事もあるだろう。
次に使いやすいのが2番。
ただし、写真から動きを想像するのはかなり難しい。
3番と比べると、正直使い勝手の悪さは否めないと思う。
4番はすでにある程度踊っている人が使うことでより効果を発揮するものだと思う。
初学者はざっと見てみて「こんなものか」と頭に入れるくらいでいいのではないか。
やはりなんといっても体を動かすことが第一だと感じる。
1番は、初学者にはまったくおすすめできない。
表記が基本的に無味乾燥だし(その分情報量が多いという利点があるが)、そもそもある程度踊っている人間でもわからないことが多い。
とっつきづらさという意味ではかなりの難物である。
やはり、なによりまず自分が実際に見て「わかりやすい」と感じたものを選ぶという基準を外すべきではないと思う。
当たり前の話に落ち着いてしまったが、社交ダンスの教科書についてこんな風に考えている。
ある程度ダンスをやってきた身として、3番の充実と1番の改善が起こらないかなあと密かに期待している。
「そんなものはもう常識だ」という方は読み飛ばして頂ければ幸い。
社交ダンスの教科書といえば「リバテク」と略される「ボールルーム<スタンダードダンス>テクニック」が有名である。
学連に所属していた頃、よくわからないながらなんとか活用しようとしていた。
後輩に教えるときこの本の知識をそのまま伝えたら劇的に改善して感心したこともあり、すごい本だという認識がある。
しかしいきなり活用しようとすると問題がいくつかある。
おそらく、最大の問題は「書かれているステップがよくわからない」ということではないだろうか。
たとえば、よく「ナチュラルターン」と言われているFigureは「ナチュラルスピンターン」という足型の前半だというのはよく知られている話だ。
僕もいくら「Natural Turn」という項目を探したところで自分が知っている足型は出てこなかった体験がある。
他にも「このFigureはなんなんだろう」という項目がたくさんあり、やってみてもよくわからないというケースが多々あった。
おそらく「教師用の教科書」という前提で作られているため、初学者向きではないのではないかと感じた。
しかし理論的にダンスの勉強をしたいという人にも、何か教材が必要ではないかと思う。
ただコーチャーに習うだけでなく、もっと自分で自習したいという勉強熱心な人は少なくないはずだ。
さて、スポーツ選手にはいろいろなタイプがいる。
かなり大ざっぱにわけると理論派と感覚派に分けられるように思う。
当然、ダンサーもスポーツ選手なので理論派と感覚派に分けられる。
感覚派の人は考えずに体で覚える傾向が強く、理論派の人は理屈で納得して動くタイプの人が多いという印象がある。
かくいう僕は割と頭で考えて納得しないと動けない傾向があり、どちらかといえば理論派になる。
ダンスは伝統ある教科書があるくらいなので、いろいろなスポーツ活動の中でも知的な面がある程度要求される競技ではないかと思う。
これは野球やサッカーに代表される球技、柔道や空手などの格闘技と社交ダンスでかなり異なる点ではないかと感じている。
他の種目にもよい教科書があるものは当然存在するので、一概に言えないのが苦しいところだが。
さて、以上のような背景を踏まえ、理論派の僕としては自分が勉強するのに最適な教科書を探してみた。
教科書にはいくつかの種類がある。
大まかに言って以下の4つだろうか(もう少し細かく分けてもいいかもしれないが)。
1、前述のリバテクのようなFigureを中心に記述したもの
2、写真やイラストを入れてFigureをよりわかりやすく記述したもの
3、2番にDVDをつけて動画を見られるようにしたもの
4、Figureの記述にとどまらず、各種目に関する理論やFigure踊る際のコツなどを記述したもの
このほかにもメダルテスト勉強用の書籍などがあるが、僕はプロではないのでよくわからない。
このうち、初学者の自習に最も適しているのは3番だと思う。
なにせ動画付きなので、動きを何回でも見られるのが大きい。
問題は動画の内容と量およびテキストの質なのだが、これに関しては当たりはずれもあるかもしれない。
基本的に名前が通った先生が出しているものが多いが、やはり自分に合う合わないというのは何事もあるだろう。
次に使いやすいのが2番。
ただし、写真から動きを想像するのはかなり難しい。
3番と比べると、正直使い勝手の悪さは否めないと思う。
4番はすでにある程度踊っている人が使うことでより効果を発揮するものだと思う。
初学者はざっと見てみて「こんなものか」と頭に入れるくらいでいいのではないか。
やはりなんといっても体を動かすことが第一だと感じる。
1番は、初学者にはまったくおすすめできない。
表記が基本的に無味乾燥だし(その分情報量が多いという利点があるが)、そもそもある程度踊っている人間でもわからないことが多い。
とっつきづらさという意味ではかなりの難物である。
やはり、なによりまず自分が実際に見て「わかりやすい」と感じたものを選ぶという基準を外すべきではないと思う。
当たり前の話に落ち着いてしまったが、社交ダンスの教科書についてこんな風に考えている。
ある程度ダンスをやってきた身として、3番の充実と1番の改善が起こらないかなあと密かに期待している。
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