言葉をかける
最愛の人を失った人間に、どう言葉をかければいいのだろう。
今までの人生で、何回かそういう機会があった。
自分より若い人間がこの世を去ったとき、肉親や親しい人にどういう顔をすればいいだろう。
多くはない機会が訪れるたび、自分の魂の無力さをしみじみ感じる。
今日、パソコンのハードディスクに入っていた写真をご遺族の方に送った。
1年前に葬儀の場でお会いした時に連絡先を伺っておけばよかったのだが、僕の不精癖が祟ってここまで遅れてしまった。
息子を亡くした方に、いったいどんな文章を書けばいいのだろう。
そんなことを考えながら写真を添付したメールの文章を推敲していた。
こんな時に使う言葉を選ぶのは、本当に難しい。
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