今日はお休み
休みなのでのんびり映画を見ました。
見たのは次の3本です。
それぞれ良かったです。
「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
「帰ってきたヒトラー」
「犬神家の一族(1976年版)」
順位を付けたら犬神家の一族、チャーチル、ヒトラーの順ですかね。
犬神家の一族は初めて見たのですがとにかく面白くて圧倒されました。
なんでこれをもっと早く見なかったのだろう?
生まれる前の作品なのに映像がとにかくかっこいいのです。
役者さんの演技もいい。
音楽も素晴らしかった。
市川崑監督は天才!
まだ見ていない人は人生を損していると思いました。
僕も今まで大損してました。
ウィンストン・チャーチルもものすごく良かったです。
立場的には旧敵国の指導者の話、しかも昔日本が戦争に負けたときの話なので当時の状況を想像して「こんちくしょう」と思うところもありましたが……しかし面白かった。
映画の中のイギリスの雰囲気に「そうそうあの国ってこんな感じ」、とニヤニヤさせられたり、チャーチルのウイットに富んだ発言の数々や演説の言葉選びの巧みさに感心したりしました。
後世「ドイツの再軍備を許した」として強い批判を浴びたチェンバレン内閣の対独宥和政策はヒトラーの勢いが凄まじい当時の政界では現実路線として受け止められており、欧州の状況を知悉していた英国の政治家にとって「徹底抗戦する」という選択がいかに難しかったか、ということはこの映画をみて初めて実感しました。
「状況が絶望的だとしても戦い続ける」という強いメッセージは、犬神家の一族とは別の意味でとても感動した映画でした。
帰ってきたヒトラーはドイツ語映画なので聞いているだけでなんとも懐かしい気分になりました。
始めはコメディ、しかしその後はどんどん状況が怪しくなっていく様子は昨今のヨーロッパを覆う空気を先取りしているかのような作品でした。
鑑賞していてどんどんこの「気持ち悪い感じ」が増していくのがすごいなと思います。
良くも悪くもヒトラーという存在は巨大な痕跡をドイツに残してるのだと実感できました。
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