本を買う

これでも文学青年を気取ろうとしていた時期があった。
英文科にいた頃は夏目漱石の後輩だったし、子供の頃から本は好きだった。
今日は珍しく本屋をゆっくり巡る時間があった。

おかげで、前から興味があった本をとても安く買うことができた。
特に下段の二冊は大学の時先輩だか同期だかの本棚で見かけ、その挿絵の力にすっかり囚われてしまったものだった。
久しぶりに再読してみると、改めてその質の高さが感じられた。

ダンスは形には残らないものだが、こういう仕事をして死にたいものだと思った。