我は如何にして職業舞踏家になりしか
なんで東大の大学院まで出て社交ダンスのプロになんかなったの?とよく聞かれる。
大企業やお役所に勤めるよりお金は儲からないし、将来の保証も無い、社会的立場も低い、体でも壊したらそこで終わり。
そんな仕事をなぜ選んだのか?
色々理由はあるけど、一番大きいのはやっぱり「ダンスが好きだから」だと思う。
高校の時の自分の頑張りに乗っかって、挑戦しないでほどほどに生きることも出来た。
でも一度しかない人生、本当にそれでいいのか?
それで自分は満足なのか?
学歴がものを言わない世界に飛び込むのは、正直怖かった。
僕が他人にすぐ認めてもらえるものといえば、自分の出身大学くらいしかなかったから。
散々悩んで、でもプロになることを決めた。
そうして足を踏み入れたダンス界が、混乱している。
みんな何のために踊っているんだろう?
権力を得るため?
お金を稼ぐため?
その辺をもう一度見つめなおしてみれば、少しはこの騒ぎも収まるんじゃないだろうか?
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