なぜ

社交ダンスというか競技ダンスには体系化された選手育成プログラムみたいなものがないのだろうか。
教科書にはどの足形がどのレベル、という形で表記されてはいる。
が、この動きができるようになったらこれ、この動きとこの動きはこう関連している、この動きを身につけるにはこういう練習法が基本、など理論化・組織化された練習の体系がこれまで僕の知っている限りで存在しない。

（僕の知識が浅くて狭い可能性も非常に高いのであまり断言してしまうと後後苦しくなりそうではある）

バレエでもサッカーでも水泳でも、基本的な指導要領のようなものが存在しているのではないか？
そういうものを作らず、コーチャーの個人的感覚による指導（これにはこれで多くのいいところがあるけれども）が幅を利かせてきた結果が今の競技ダンスの衰退ではないのか？
それともダンスはそういうマニュアルみたいなものがそもそもそぐわないのか？

いずれは僕も選手から指導者にならねばならない時が来る。
その時に焦っても遅すぎるだろう。
今からでも、全国の優れた指導経験を持つ先生達が知恵を合わせてダンス業界の指導要領みたいなものを作ってくれないかなあ、と勝手に期待するものです。

え？
自分でやれ？
……まだまだ知識も経験も足りません。