僕の考えるダンス学習法

ダンスを学ぶにはいろいろな方法があり、どれが良くてどれが悪いとは一概にいえない。
まず前提として、私はあなたではない。
価値感も好みも違う別の人間であり、同じ話を聞いても同じように解釈するとは限らない。

例えば「姿勢が大事」はダンスの指導中に必ず一度は耳にする言葉だと思う。
それを聞いて背筋を伸ばす人もいるだろうし、肩を下げようとする人もいる、お腹を締める人もいるだろう。
姿勢が大事なのには間違いない、しかしその人が自分で考えている「正しい姿勢」が必ずしも正解とは限らない。

そういう意味で、通り一遍の正論は役に立たないと言える。

ダンスには統一された教科書があり、確かに基本はそこに書いてある。
だが、あまりに内容が大づかみすぎて誰しもが読めば正確に理解できるのかといえば極めて怪しい。
これはそもそも教科書が独習者向けではなく、教師用のものとして作られているためやむを得ない部分ではある。

ではダンスを上達するためにどうすればいいのか？
今現在の僕の考えを少し書いてみようと思う。
あくまで今現在の考えなので、明日になったら変わっている可能性もあるけども。

第一に、しっかりした信頼できる教師に付くこと。
一旦染み付いた我流の癖はその後の上達に計り知れない悪影響を及ぼすため、ダンスの独習は極めて危険である。
可能な限り避けるべき。

第二に、自分にあった教え方の先生を見つけること。
ある人にとっていい先生が他の人には全然合わない、なんて話はよく聞く。
ある程度の実力があることが望ましいが（競技会の成績がいちおう参考になる）、競技会の成績を重視するよりも自分がピンとくる教え方をしてくれる人に習ったほうがいい結果を生むような気がする。

第三に、習う先生をあまり頻繁に変えないこと。
はじめに述べたようにダンスには様々な教え方があり、中には真逆に聞こえる内容もある。
これと信じた流派をやりこんでみることをおすすめする。

第四に、さっきの内容と矛盾するように聞こえるが、合わないと思ったら先生を変えること。
しっくりこないと思えば、その人に習う姿勢もそれなりのものになってしまい、お金と時間の無駄である。
ちょっと宗教じみているが、どっぷり漬かろうとすることがとても大事だと思う。

第五に、定期的にレッスンを受けること。
自分に合う素晴らしい先生を見つけても、２。３ヶ月に1回のレッスンでは大きな効果は見込めないと思う。
最低でも2週間に1回は習える状態でなければ、独習とあまり変わらない。

以上、おおざっぱに書いてみた。
まだまだたくさんあるが、今日はこのへんで。