明日は冬全日本戦

明日は学生競技ダンスにおける年内最後のレギュラー戦である冬全日本戦、略して「冬全」があります。
4年生は基本的に明日の試合で引退となります。
泣いても笑ってもこれで最後です。

4年間の集大成となるとても重い意味を持つ試合であり、文字通り悲喜こもごもの大変密度が濃い一日です。
応援に来る人の数は、おそらく学生の試合の中では最も多いのではないでしょうか。
僕も行ける年は必ず見に行って応援しています。

「これで最後」という状況で踊る4年生たちのダンスは、そばで観戦しているだけで魂を揺さぶられる気迫に満ちたものです。
精神が肉体をここまで高ぶらせるものか、といつも驚いています。
試合という性質上、ジャッジによって優劣が付けられてはしまうものの、どの選手も自分の中にあるものを絞り出した素晴らしいダンスを見せてくれます。

勝利した選手の歓喜。
敗北した選手の涙。
結果は違えど、どちらも素晴らしいのだと思います。

オリンピックではありませんが、出場することにまず意義があります。
こう言うと誤解を招くかもしれませんが、結果など二の次なのです。
冬全一回で勝とうが負けようが、今後の人生に大した影響はありません。

それより何より、「ここまで全力でダンスを続けてきたこと」。
辛いことも苦しいことも辞めたいことも踏ん張って部活を続けてきたこと。
それこそが最も素晴らしい報酬なのです。

まあ勝てばもっと嬉しいでしょうけどね!

ということで明日出る人も出られない人も応援する人もみんな冬全を楽しんでくださーい!

Daisuke & Kana

Japanese Professional Ballroom Dancer

0コメント

  • 1000 / 1000