なぜ踊るのか。

なぜ踊るのか。
なぜダンスをするのか。
どうしてダンスなのか。

いくつかの理由がすぐに思いつく。

仕事だから。
踊っていると楽しいから。
ダンスが好きだから。

昔からずっとやっていて、なんとなく離れがたい。
自分の体を動かすことに興味がある。
今更他のことに移れない。

積極的なもの、消極的なもの、沢山の「理由」がある。

どれか一つだけに絞ることは、他の理由をないがしろにするようでしたくない。
様々な要素が渾然一体となって、今の僕がプロになってまでダンスを続けている、ダンスをしている現実を作り上げている。
さっき出てきた理由のどれもが本当だし、どれもが全てを説明するには物足りない。

職業としての社交ダンス。
趣味としての社交ダンス。
ライフワークとしての社交ダンス。

今、自分の人生を賭けて取り組んでいるダンスには、様々な側面がある。

自分の中で、いくつかの原点があるような気がする。

かつて見た外国人ダンサーのように踊りたいという憧れ。
学生のとき必死で応援した先輩の試合で味わった感動。
自分が試合で勝利したときの震えるような喜び。

学生最後の試合で惨敗した時の気持ち。
アマチュアになって一気に世界が開けた解放感。
伸び悩む苦しみ(これは基本的にいつでもあるが)、ふと上手くなったと感じた時の淡いようなこそばゆさ。

思い返しても数えきれない感情たちの向かうべき方向、そして着地点はどうなるのだろうか。

最近、そんなことを考えている。

Daisuke & Kana

Japanese Professional Ballroom Dancer

0コメント

  • 1000 / 1000