たまにはまじめな話

サード・ダンススクールでプロ生活を始めてはや3年目です。
僕は比較的長いアマチュア時代を経てターンプロしたのですが、やはりプロとアマでは大きく違うと感じることがいくつかあります。
その中でも最も大きな違いは、ダンスを踊ることで生活していることでしょう。

アマチュアは基本的に自分の仕事があり、その上で趣味としてダンスを踊っている状態です。
それに対してプロはあくまでもダンスが職業であり、ダンスをしなければ生計を立てることができません。
アマチュアは仕事の都合などでダンスを休むことができますが、プロはよほどの事情がない限りダンスをしないという選択肢を選ぶことができません。

プロの仕事はどうしてもダンス教師としてのものがメインになります。
他のスポーツと同様、自分のパフォーマンスを見せるだけで食べていけるダンサーはごく一握りだからです。
勢い、自分の職掌であるダンスを教えることに対して自分なりに考える必要に迫られます。

アマチュアの頃は大学の後輩を教えたりすることもありました。
それはあくまで厚意で行っていることであり、お金のやり取りを伴いはしませんでした。
しかしプロはお金を払ってレッスンを受けてくださるお客様の存在があって初めて生活が成り立つわけです。

アマチュア時代は自分が上手に踊れればそれでよかったのですが、プロになってからは競技ダンサーとしての自分と、ダンス教師としての自分が同時に存在するようになりました。
競技者として高みを目指すのはプロを志した以上当然です。
ただこれに加えて、優れた教師になりたいという野望が自分の中に芽生えました。

お金を頂くからにはそれ以上の何かをお返ししたい。
サードにレッスンにきてよかった、小野先生に習ってよかった。
そう言ってもらえるような教師になれるよう、これからも努力を続けていきます。

たまにはまじめな話でした(笑)。


Daisuke & Kana

Japanese Professional Ballroom Dancer

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